青年部の食育活動(10月29日付日本農業新聞掲載)
2019.11.05
10月29日付日本農業新聞(北海道版)において、JA帯広かわにし青年部の食育活動(収穫体験)を掲載して頂きました。
生徒に食育ナガイモ収穫
帯広市のJA帯広かわにし青年部は23日、帯広市立大空中学校2年生52人を対象にナガイモの収穫体験などを行った。
同部は帯広市学校給食センターと連携して2016年から部員らが育てた野菜などを利用してもらう「かわにし給食の日」を年2回行っている。その縁で同校から「授業の一環で食育授業を行ってほしい」との要請に応えた。小学生への食育活動は行っているが中学生は初めて。
「十勝川西長いも」を栽培する部員の馬渕恭介さん(31)の圃場(ほじょう)で行った。役員8人と事務局のJA担当者が参加。生徒は2班に分かれナガイモの収穫体験や植え付けから収穫までの「栽培歴」を学んだ。
収穫体験では丁寧に扱うことやコンテナに入れる際には「(ナガイモの)頭を壁につけないようにそろえて入れてほしい」などと話した。栽培歴の説明では、連作しない、病気予防に注意する、どの畑でも栽培できるわけではないことなどを説明した。
生徒は「(輸出先の)米国ではどのように利用しているのか」「一番おいしい食べ方は」などと質問した。
ナガイモを初めて収穫した畠山希冴さん(13)は「なかなか掘り出せなくて大変だった」と話した。そして「ナガイモは普段あまり食べないが、授業でとても身近に感じた。家でも食べてみたい」と話した。
同部部長の西保真也さん(33)は「地元産食材を身近に感じてもらい育てる人と食べる人の距離を少しでも縮めたい」と意気込みを語った。
日本農業新聞 2019年10月29日掲載
収穫体験に感動する生徒(帯広市で)