十勝の畑ブログ

農業残渣系バイオマス燃料の活用について

2021.04.23

 

 帯広市川西農業協同組合は、農畜産物の生産環境に目を向け、地球に優しい農業、持続可能な地域循環型農業を目指しています。

 当組合、帯広市、公益財団法人とかち財団で構成される「帯広市農業残渣熱利用システム普及協議会」は、北海道の新エネルギー導入支援事業を活用し、小麦の穀物調整工場に、同工場で発生する乾燥した農業残渣(小麦クズ)をバイオマス燃料とし、補助暖房として燃焼利用できるバイオマスバーナーを設置しました。このシステムは灯油燃焼の一部を農業残渣系バイオマス燃料に転換することで、化石燃料の消費と二酸化炭素排出量の削減が図られます。

 農業残渣を活用した低炭素循環型システムの普及展開を、今後とも検討していきます。